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呼吸器内科


 

*診る・つなぐ・支えるー呼吸器内科のいま
診断から在宅支援まで、つながる医療で地域を支える。私たちの呼吸器内科は”これから”の医療に応えます。

診療スタッフ

【【+Message 】】
肺がんをはじめ全ての呼吸器疾患に迅速な対応を心がけています。患者様の希望に沿った治療を提案できる様な診療を心掛けています。

大木 善之助(おおき ぜんのすけ)副院長
(総合相談センター長 兼任)
 呼吸器腫瘍センター長
 水木金:外来曜日
(社)日本呼吸器学会 専門医
菱山 千祐(ひしやま せんすけ)科部長
 睡眠時無呼吸センター長
 月火:外来曜日
(社)日本呼吸器学会 専門医
樋田 和弘(といだ かずひろ)科長
 :外来曜日
(社)日本内科学会 認定内科医
佐藤 宰(さとう つかさ)医師
 月火水木金:外来曜日
 
髙橋 望(たかはし のぞむ)医師
 月水木金:外来曜日
 

赤字:新患担当曜日
青字:外来担当曜日

 

❖学会施設認定❖

日本呼吸器学会認定施設

呼吸器内科の特色

2009年1月1日より、「呼吸器内科」を標榜しています。2002年より日本呼吸器学会認定施設です。

スタッフは常勤6名、非常勤1名(井上 修)で、呼吸器疾患全般を幅広く診療しています。
とくに、肺癌、睡眠時無呼吸症候群(SAS)各種呼吸器感染症(肺炎)、気管支喘息、間質性肺炎に力を入れており、いずれの疾患の患者数も山梨県内でトップクラスです。常に40人以上の呼吸器疾患患者が入院しています。

学会や研究会活動にも積極的に参加し、毎年20題前後の発表を行っています。毎木曜日には呼吸器科スタッフによる呼吸器内科入院患者全例を対象としたカンファレンスを、毎水曜日には呼吸器外科と放射線診断科・放射線治療科と病理科合同で院内カンファレンスを実施しています。
その他にも、毎月1回の「山梨胸部疾患研究会」、年1回の「山梨早期肺癌セミナー」「山梨胸部画像診断研究会」「山梨呼吸器セミナー」を主催して、診療レベルの向上を図り、周辺の診療所や県内の他の病院との連携に努力しています。

 

主な疾患と実績(担当医師)

肺癌(大木、樋田)

年間120名前後の新規患者があります。集団検診やCT検診で発見される早期の肺癌の適切な診断と治療に他科の医師と協力して取り組んでいます。非手術例には日本肺癌学会ガイドラインを参考にし、QOLを重視した外来化学療法を施行しており、2004年5月からは、院内に開設された「外来通院治療室」を利用した安全で快適な治療を心がけています。また、EGFR・ALK に代表される遺伝子変異の検査も積極的に行っており、治療選択に役立てています。

2016年4月より呼吸器腫瘍センターを開設、センター長に大木が就任しております。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)(菱山、樋田)

2000年からSASの診療を開始し、現在までに約800例の患者が受診しています。外来での簡易検査、入院での精密検査、その後のSAS外来での管理などのシステムは確立しています。歯科口腔外科、耳鼻科、循環器科などと共同して診療しています。2006年9月までに、鼻CPAPの導入が約280例、歯科装具が約100例、耳鼻科手術が10例行われています。SASに合併する生活習慣病の管理、栄養指導にも取り組んでいます。

2016年4月に睡眠時無呼吸センターを開設、センター長に菱山が就任しております。

 

呼吸器感染症(樋田)

外来受診の肺炎(市中肺炎)は年間200例前後で、約2割が外来治療、約8割が入院治療になっています。日本呼吸器学会ガイドラインを参考にした効率的な治療を行い、入院期間の短縮を心がけています。

 

間質性肺炎・肺線維症(大木、菱山)

診断と治療の難しい疾患群であり、他の病院からの紹介患者が多く、年間40~60例を診療しています。

 

気管支喘息(大木、菱山)

吸入ステロイドの早期導入と維持、管理を医師、看護師及び薬剤師が共同で指導しています。咳型喘息、難治性喘息に取り組んでいます。2014年6月より呼気NO 検査を導入し、診断と治療に役立てています。

 

呼吸不全(樋田)

様々な疾患での急性、慢性呼吸不全に対する非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)に取り組んでいます。在宅NPPV例も10例に達しています。慢性呼吸不全患者に対する在宅酸素療法は約40例を管理中です。
2016年6月にRST(呼吸サポートチーム)が発足、人工呼吸器装着患者様の早期離脱支援・安全管理・合併症予防をサポートしております。

 

診る力×支える力 ー 呼吸器内科の診療体制(専門医・医療機関のみなさまへ)

ー診療範囲・対応力・連携体制を、簡潔にご紹介します。

 

選ばれる3つのポイント

1.睡眠時無呼吸症候群の治療を2泊3日で専門的に実施

2.患者さんの希望に合わせて、早期発見・早期治療ができる

3.呼吸器外科と連携し、患者さんに合った医療を検討

❖専門領域と治療内容の特徴❖

【対象疾患】 睡眠時無呼吸症候群、肺がん化学療法等

当院の呼吸器内科では、睡眠時無呼吸症候群の治療を専門的に実施しています。検査、CPAP導入だけでなく、栄養指導を含む教育プログラムを組んでおり、安心した退院につながる支援が可能です。(また、内科紹介だけでなく、耳鼻科からの紹介も積極的に受け入れています。)
悪性腫瘍に関しては、気管支鏡検査を外来にて実施しているため、入院の手間もなく患者の希望に合わせやすいです。呼吸器外科とはカンファレンスを密に行いチームで連携しながら診療をしています。

睡眠時無呼吸、肺がん科学療法(入院、処置2で薬学分岐があるもの)、過去3年分のグラフ