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乳腺外科

 

3つのポイントー診療体制(さらに専門医・医療機関のみなさま

乳腺外科スタッフ

*診療チームからのメッセージ
可能な限り乳癌診療ガイドラインに 沿った治療をお勧めしています。

丸山 孝教
(まるやま たかのり)科部長
医学博士
 月火水木金:外来曜日
日本外科学会 専門医
日本乳癌学会 乳腺専門医
日本消化器外科学会 専門医・消化器がん外科治療認定医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
乳腺外科

青字:外来担当曜日

 

 

<診療体制>

常勤医1名(乳腺専門医)、非常勤医1名(乳腺専門医)にて診療を行っています。非常勤医1名は女性医師ですので、女性医師による乳腺の診察をご希望の患者さんはお問い合わせください。また、病状などにより必要に応じて、放射線治療科、リンパ浮腫外来などとも連携を取りながら治療を行っています。

2021年の乳癌手術は28件です。

 

<乳がんについて>

日本では乳がんが年々増加傾向で、がん登録から推定した乳がん罹患者数は年間10万人程度とされ、女性のがん罹患数の1位となっています。日本人女性が一生のうちに乳癌になる確率は12人に1人という統計もあります。日本人の乳がんは、30歳代後半から増加し40歳代後半が最も多く、70歳以上でも比較的多くみられます。乳がん検診や人間ドックを受け、また月に1度程度は自分でも自己検診をしてチェックしてみてください。

乳房に異常を感じたり、または検診などで異常を指摘されて受診した際に、まず行う検査としてマンモグラフィ乳房超音波検査があります。

これら検査で良性か悪性の区別が付かない場合や乳がんを疑う結果が出た場合は、病変に細い針を刺して細胞を採取する穿刺吸引細胞診や、局所麻酔下でやや太い針を刺して行う組織診(針生検)などを行い診断します。

乳がんと診断され、治療を始める前に行う検査としては、下記の検査があります。これら検査で乳房内の広がりや乳房以外の転移の有無などを調べます。

乳房内の乳がんの広がりを調べる検査(乳房MRI)

わきのした(腋窩)のリンパ節に転移があるか無いか、多いか少ないかを調べる検査(CT、PET検査など)

他の臓器への転移(遠隔転移)があるか無いかの検査(CT検査、骨シンチグラフィ、PET検査など)

 

*トップ>外来のご案内>当院のがん治療について>専門的ながん診療の提供>乳がん (検査・診断、治療)のご案内になります。

<乳がんの治療>

乳がんと診断された後、進行度や希望などを考慮し、①手術療法、②薬物療法、③放射線治療、④緩和ケア療法などを行います。

手術療法として、乳がんの大きさや広がりにより、乳房の一部を切除する乳房温存手術や乳房全体を切除する乳房切除術を行います。また、術前検査の腋窩リンパ節転移の有無により、センチネルリンパ節生検や腋窩リンパ節郭清を行います。当科のセンチネルリンパ節生検はICGという色素と赤外線カメラを用いた蛍光色素法による方法を行っています(下図)。放射性元素を使用するセンチネルリンパ節生検と比べると放射線被曝の危険がありません。

 

手術中に蛍光色素を用いてリンパ管を描出します。赤外線カメラでリンパ管内を流れる色素が皮膚を通してリアルタイムに描出されます。流れた先にセンチネルリンパ節があり、それを摘出し術中検査に出します。

 

薬物療法は、抗がん剤、内分泌治療薬(ホルモン剤)、分子標的薬などを乳がんの性質(ホルモン受容体、HER2蛋白発現の有無など)や進行度に応じて、単独ないし複数を組み合わせて行います。最近は手術前に薬物治療を行った後、手術を行うことも多くなっています。
放射線治療は、手術後に温存した乳腺組織や乳房を切除した胸壁、リンパ節からの再発を少なくする目的で行う場合と、骨や脳への転移や再発病変の治療を目的に行います。
緩和ケアは、がんに関係する精神的および身体的な苦痛を和らげる治療です。進行がんや終末期のがん患者さんだけが対象ではなく、がんの診断、治療と同時に、または早期から並行して行うケアと考えられ、緩和ケアチームとともに行います。

 

乳がんの治療は日本乳癌学会の乳癌診療ガイドラインなどに沿って施行していますが、患者さんの希望や併存疾患、全身状態などもふまえ、患者さん本人やご家族と十分に面談を行いインフォームド・コンセントを得た上で診療を行っています。

 

*トップ>外来のご案内>各専門外来>乳腺専門外来のご案内 診療内容:当院の乳がん治療の特色 が簡便に紹介されています。

<乳腺外科の外来診察日>

外来診察日は祝日と木曜日を除く月曜日から金曜日までの午前中です。基本的に予約制ですが、紹介状をお持ちでない新患の方の受付も午前8時30分から午前11時まで受付を行っていますので、お問い合わせください。

木曜日は手術日になっております。

マンモグラフィや超音波は来院当日に行います。

細胞診や針生検など針を刺す検査も、可能な限り同日に、局所麻酔を使用し痛みなく行えるようにしています。

※『乳がんは早期に発見することで完治が望める疾患です。早期発見するためにも月1回の自己触診と年1回の乳癌検診をお勧めします。

 

診る力×支える力 ー乳腺外科の診療体制

ー診療範囲・対応力・連携体制を、簡潔にご紹介します。 ▶(印刷しやすい)リーフレット版PDFファイル

 

選ばれる3つのポイント

1.傷が最小限に、なるべく温存手術を検討

2.患者さんの希望に合わせた早期治療が可能

3.RFA乳腺悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法の治療実施予定

専門領域と治療内容の特徴❖

【対象疾患】 乳房の悪性腫瘍

当院の乳腺外科では、傷が最小限になるよう、そして温存ができる手術を検討することで苦痛を最小限にできるよう、患者さんに寄り添った手術選択を心掛けています。地域とのかかわりを大切にしており、ご紹介いただいた症例に対しては、情報共有を密にすることで安心して地域にお帰りいただけるようにしています。

乳房悪性腫瘍部分切除、乳房悪性腫瘍、過去3年間のグラフ